12月に入って朝や夜中の冷え込みも厳しくなってきましたね。
そんな寒い冬に家の中で暖房器具を使って過ごす方も多いと思いますが、悩みになってくるのが
『結露』ですよね。。
「気が付くと窓が濡れていて、床まで染みていた」「カビっぽい匂いが気になる」などの悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのまま放置していると、カビの発生や床の劣化、または健康に被害が出てくる可能性があります。
今回は、結露の原因と対策について分かりやすく解説していきます!
これから発生しやすい結露にお悩みの方は是非参考にしてみてください!
- 目次
冬に結露が発生しやすい理由とは?
冬に結露が発生する原因は、
「室内の温かい空気が外部に面した窓で冷やされることで水滴が生じるから」
になります。
イメージしやすいのは、夏のむし暑い時期に冷たい水をコップに入れてしばらく置いておくと、コップの表面に水滴が付きますよね。これが結露と同じ現象です。
画像引用:寒くなると、家のあちこちに結露が発生してしまいます。原因と対策を教えてください。 | くらしにプラス | エステー株式会社 (st-c.co.jp)
家の中で結露が発生しやすい場所は、
・暖かい部屋の窓ガラス付近
・家具の裏
・押入れやクローゼットの内部
「温度差が大きい場所や、湿気が多く、空気が滞留しやすい場所」に結露が発生しやすいので、注意が必要になります。
また、冬場は乾燥してしまいますので、加湿器を使用する方も多いかと思いますが、
加湿器を使うことで室内の湿度が上昇し、冷たい窓で水分を多く含んだ空気が冷やされて結露の発生につながる場合もあります。
結露を放置するリスク
結露を放置すると起こるリスクとして以下の事が挙げられます。
① カビやダニの発生
② 窓枠のサビ、床の劣化
③ アレルギーや肺炎の原因
それぞれ詳しく見ていきましょう。
① カビやダニの発生
まず挙げられるリスクに、カビやダニの発生があります。
カビやダニは、暖かい空気と水分、ほこりなどをエサにして繁殖していきます。冬場の結露が発生する場所は、絶好の繁殖場所となってしまいますので、放置しておくとあっという間に繁殖する可能性があります。
また、カビやダニは窓付近だけではなくカーテンにも繁殖してしまい、カーテンも交換する必要が出てきますので、注意が必要になります。
② 窓枠のサビ、床の劣化
結露が発生して窓のアルミ部材などが濡れてしまい、放置していると錆びてしまう可能性があります。サビをそのままにしておくと、開け閉めがスムーズにできなくなったり窓枠の木材などに悪影響を与える原因になってしまいます。
また、結露で大量に発生した水滴が床に流れることで、色あせやシミ、腐れの原因につながることもあります。
③ アレルギーや肺炎の原因
結露によって繁殖したカビやダニのフン・死がいが原因となって、アトピー性肺炎や喘息、鼻炎や目のかゆみなどを引き起こす危険性もあります。
特にダニのフンや死がいに注意が必要です。カビやダニを放っておくと、症状が重篤化して肺炎を引き起こしてしまう危険性があります。小さい子どもや高齢者はとくに重篤化しやすいため、結露によるアレルゲンの発生には十分に注意しましょう。
結露防止する5つの方法
結露の発生を防ぐには、発生条件の反対になるように意識しましょう!
『室内外の温度差を小さく、湿度を上げすぎない室内環境を心がける』
具内的な方法を5つ紹介します。
① 室内の換気・空気の循環
② 窓ガラスの断熱性を上げる(リフォーム必要)
③ 結露防止アイテムを使用する
④ 暖房の設定温度を上げすぎない
⑤ 加湿しすぎない
① 室内の換気・空気の循環
結露防止に大切な事として、室内外の温度差を小さくして空気を滞留させないことになります。
そのために、定期的に窓を開けて換気を行う。扇風機やサーキュレーターを使用して室内の空気を循環させる。
このようなことを意識的に行いましょう!
室内で発生した湿気をなるべく外に逃がすことが大切になります。
② 窓ガラスの断熱性を上げる
結露が発生する原因として、冷たい窓ガラスによって室内の空気が冷やされることにあります。
そのため、窓ガラスの断熱性を上げることで、外気に冷やされにくくなり、結露抑制につながる効果があります。
窓ガラスの断熱性を上げる方法として、
・ ペアガラス(複層ガラス)に交換
・ 内窓を設置(二重サッシにする)
主に2つの方法があります。どちらともリフォーム工事が必要になりますが、窓ガラスの断熱性を上げることができます!
窓ガラスの仕様や設置状況などの諸条件によりますが、
コスパが良いとされているのは、『内窓の設置』になります。
また、2023年は『先進的窓リノベ事業』という補助金があり、ペアガラスの交換や内窓設置に補助金が出るため実質的な負担額が最大半額で工事をすることも可能です。
詳しく知りたい方は、以前の記事を添付しますので、こちらをご確認ください!
▼こちらをクリック▼
【まだ間に合う?】補助金2023『先進的窓リノベ事業』について – しらぎく工房合同会社 (shiragikukobo.com)
③ 結露防止アイテムを使用する
各メーカーが販売している結露防止アイテムを使用すると、結露を簡単に予防できます。結露防止アイテムとしてよく使われるのが、以下のようなアイテムです。
・ 結露防止シート
・ 吸水シート
・ 結露防止スプレー
結露防止シートや吸水シートは窓に貼るだけで、結露を防止したり結露で生じた水分を吸い取ってくれたりする効果があります。いろいろなデザインの商品があるため、インテリアの一環としても取り入れやすいところが特徴です。
ただし、結露防止シート、吸水シートも放っておくとカビの原因となってしまうので、定期的に取り替えましょう。
窓にシートを貼ることに抵抗がある場合は、ふきかけるだけで結露を防いでくれる結露防止スプレーがおすすめです。最大1ヵ月効果が持続するものもあり、手間も少なくて非常に便利です。
④ 暖房の設定温度を上げすぎない
繰り返しにはなりますが、室内外の温度差を大きくしないことが結露防止に必要になります。そのため、室内の暖房の設定温度を上げすぎないようにしましょう!
環境省が推奨する設定温度は、20℃になります。
室内でも重ね着をする。冬用のスリッパを履くなど設定温度を上げすぎない過ごし方を意識しましょう!
また、設定温度を上げすぎないことで、電気代の節約にもつながるので、家計にも優しい影響があります。
⑤ 加湿しすぎない
除湿機を使って部屋の湿気を除去するのも、結露対策として有効な方法です。寒くて窓を開けられないときでも、除湿機があれば効率よく部屋中の湿気を取り除けます。
部屋干しの乾きがよくなったり布団がカラッとする効果もあったりするので、1台持っておくと非常に便利でしょう。
ただし、冬場の乾燥で喉や鼻が痛くなりやすい方は、使用頻度に注意して可能な範囲で行うようにしましょう!
まとめ
「窓の結露防止 5つの方法」について解説をしてきました。
冬場の結露は、見た目の問題だけではなく、放置したままにすると様々な問題を引き起こしてしまう原因になってしまいます。
なるべく結露を発生させないように日々の過ごし方で抑制できたり、窓に工事を行うことで対策できます。
結露を防止する方法として、補助金を利用した窓ガラス交換や内窓設置を弊社でも行っており、数々の実績もあります。
この機会に窓の工事を検討してみてもいいかもしれませんね!
補助金の利用は、補助金の枠や申請タイミングなどの条件がありますので、補助金も併せて検討されている方は是非お気軽にお問い合わせください。